のはこごと

モノヅクリノハコの中の人の雑記です

妊婦な280日をまとめてみるお話(その3完結篇)

 

【前回までのあらすじ】

臨月直前での引っ越しはオススメできない

 

 

今回で完結となります。
これを書くにあたり、その2を読み返してみたら新生児だったみたいですね。現在は4ヶ月になろうとしているところです。時の流れってはやーい…

ではつづきです。 前回までのお話はこちら

nohako.hatenablog.com

 

nohako.hatenablog.com

 

お産当日のことをメインに書こうと思うので、そこまでは駆け足でまとめます。

 

【妊娠後期(妊娠8ヶ月〜10ヶ月】

妊娠9ヶ月(32週〜35週)は臨月までもう少し、しかもまだ産気づいてはいけない、(腹が)重たい、息ぐるしい、胎動で同じ場所ばかり蹴られ続けて痛い、この痛いのがジワジワと精神を蝕んでくる程度には痛い、歯磨きをすると吐いてしまうが再開、お腹の張りが頻繁ということでついに「張り止め(子宮収縮抑制薬)」を出されてしまう。

端的に言うと、「まだ出しちゃダメだから大人しくするのです…耐えるのです…」という期間でした。

 

妊娠10ヶ月(36週〜40週)

よし!ついに臨月です。産んでOKですよ!…って思うのですが産んでOKな「正期産」は37週から。
ということは36週で産んでしまうと「早産」扱いになっちゃうんです。罠感ある。

36週までは安静に!まだ出しちゃだめ!と散々言われてきたのですが、36週になった途端に「歩け・動け・体力つけろ・股関節の体操・とにかく動けえええ!!」と手のひらクルーされてちょっと戸惑いました。

結構早くからきていた前駆陣痛も徐々に本格的になって、痛みも日に日に強いものが数時間続くようになったりして、もはや本番がきても分からないんじゃないか?とドキドキの日々。

 

37週・・・まだ出てこない。ま、まあほらまだ予定日まで日数あるし!

38週・・・あれ?張り止めまで飲んでたくらいなのに出てくる気ないぞ?健診で診察前に30分ほどNSTノンストレステスト:胎児心拍や子宮収縮などをモニターをつけて観察します)をするのですが、助産師さんに「うわ、規則正しく陣痛きてるね。でもお産にならないのかー…うーん、お腹の中、居心地良いのかねぇ」と言われていました。

そしていよいよ39週。夏も真っ盛り!うえーい、夏祭り行っちゃうぞ!ラーメン食べるぞ!ほぼ規則正しく痛いのがきてるけど頑張って歩くぞ!(この時、週1で健診があるのですがずっと子宮口が2センチのままで開かないためとにかく歩いていました)

 

ここで、陣痛に関するジンクスをいくつか。

オロナミンCを飲むと陣痛がくる

・焼肉を食べると陣痛がくる

・ぞうきんがけをすると陣痛が(以下略)

・階段をひたすら上がったり降りたりすると(略)

・カレーをたべる

・ラベンダーやジャスミンのアロマを嗅ぐ

・満月や新月

・満潮

このほかにも、乳頭マッサージやお迎え棒(←気になる方はレッツ検索ぅ)なんてのもあります。

 

陣痛アプリで記録を取るくらい規則正しく陣痛がきて、「いよいよか」と思っても寝ちゃうと終了などが続き、

もう、この生殺し状態イヤじゃああああああ!!!!!!!いたい!しんどい!うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!と、オロナミンCを飲んだりもしてみましたが一向に本番の陣痛が始まらない。

いよいよ我慢するのもシンドイ程度に規則正しい痛みが来たので病院に電話し、入院道具を持って陣痛タクシーで向かったのに

当直の先生「うーん、子宮口変わりないですね、赤ちゃんも触れる位置まで降りてきてないし」と帰らされたり。

 

そんなことが続き、もうこの子は腹から出てくる気ないんじゃないのか?と諦めかけた頃にXデーはやってきました。
ここからは出産メモを取っていたのでそれを貼っていこうと思います。

 

 

この日は午前2時頃、いつも通り痛みで起きました。が、そのまま夢の中へ。

( ˘ω˘ ) スヤァ… ... .  .   .


夢の中で、軽トラの荷台に乗ったお祭りの格好?みたいな謎の姐さんに
「いつまでチンタラしてんの?もうイけ!!」と叱咤され起床。
その時点ですでにアホみたいに重たい生理痛のような痛み。直感的に、なにこれやばい。(なぜその前に起きなかったんだ自分…)

 

午前6時ごろ

・病院へ連絡。痛みの感覚はおおよそ4〜6分、出血や破水は無し。「病院来ちゃってください」と言われたので陣痛タクシーに電話。前に帰らされた事もあったので、また帰らされたらもうなにを信じて病院に電話すれば良いのか分からなくなりそうと内心ビクビクしながらも病院へ向かう。
来てくれたタクシーのおじさまとトークできる余裕はあるものの、痛みがくるたびに腹式呼吸すーはーすーはー(痛みレベル:2)

 

・午前6時半

・病院到着、すぐに内診。

この時点では子宮口4〜5センチ(MAX10センチになったら分娩台に行きます)、破水なし、出血あり(電話では無いですって行っちゃったけども、病院に行く前お手洗いに行ったらめっちゃ出血していましたw)、膜なし(胎児の入っている膜のこと)。

お産になるのでこのまま入院になりますと言われ、お産用のガウンにお着替え&おパンツも産褥(さんじょく)パンツ(以下、謎パンツ)にチェンジ。オムツのようなシートを挟まれ、陣痛室へと移動になりました。(痛みレベル:2.5)

 

午前7時40分

・モニター中。モニターをつけられる時、びっくりしたのかお腹の中がめっちゃ動く。(痛みレベル:3)

・朝食が出されたので少したべたけどもマズい。やばい、ここの病院メシマズだぞ。

 

午前11時すぎ

・ベッドに横になったままからユラユラする椅子に移動、痛みが一気に加速!このあたりから人語が若干不便になる。(痛みレベル:7)

・何回目かの内診。どうやら、出てくるのに適した向きを向けていないようなので四つん這いになってみようといわれるが、椅子からベッドへの移動が最早地獄。陣痛感覚はだいたい1〜2分。散々つけてきていた陣痛アプリも9:03を最後につけることをやめていたのでだいたいです。だいたい。

・四つん這い効果があったのか、出やすい向きにゴローンしてくれたお陰でさらに痛みは加速する。(痛みレベル:50)

・子宮口は8センチ、痛い。早く出したい。楽になりたい。死ぬってうん無理無理。(痛みレベル:60)

・水分をうまく取れない状態が数時間続いていたため、脱水気味になる。水のペットボトルを次に内診くるまでに半分以上は飲めと言われるがうまく飲めない。ストローがついてるキャップ?みたいなやつ買っておけば良かったかも?と思ったけども飲めないから一緒か。どうにかちょびちょびウイダーインを口に入れる。10秒どころか、なんやかんや6時間くらいかかったチャージ。CMのうたい文句を華麗にスルー。

・定期的にお手洗いへ頑張って歩く。出血しまくっているけども破水は無し。行って帰ってくるまでに数回陣痛の波で歩けなくなる。(痛みレベル:90)

・お昼を過ぎ、午後1時をまわり、陣痛の痛みよりも「いきみ逃し」が地獄になる。
※いきみ逃し…子宮口が開ききっていない状態で子宮に圧をかけてしまうと胎児が苦しくなってしまい色々とヤバいので、子宮口と胎児のスタンバイがOKになるまで産むのを我慢しなければならない永遠に苦しむのか?とも思える時間のこと。通常、テニスボールなどで肛門付近を押さえたり、呼吸法でがんばったり、無理やりにでもリラックスしたりして乗り切るしかない

 

・「子宮口まだ8センチのままだけど、もう分娩室に移動しようか」の天の声。陣痛室から隣の部屋の分娩室へ歩いて移動。痛すぎてなんか叫んで気合い入れながら歩いたことだけは覚えている。(痛みレベル:800000)

・分娩台へと移動、半泣きになりながら台にあがる。下半身は謎パンツを脱がされて、膝から下になんか巻かれ、ルートを取られ…と色々されていたけども脳内は(早く出したい早く出したい解放されたいもう出てきて)以外考えられなくなっていたので、恥ずかしいとか点滴されるの痛いとかって感情は、余裕のある人間の特権なのだと思う。自分はすでに野生のケモノだったため脳内の欲求が解消される以外考えていなかった

・しかーし、分娩台にあがってもまだまだ続くいきみ逃し。「まだだよ!」「目をあけて!」「ふーって呼吸してみよう!」と助産師さんに言われるが結構無茶な事を言いやがる程度にしか聞いていなかった。(痛みレベル:痛みとかって次元じゃない)

・子宮口、いまいち全開にならないが、助産師さんが腕をつっこみ、胎児の頭を確認。
「もう、苦しいよね、よし、ちから入れていいよ!!」←天の声2回目

・ふーーーーと、いきみを逃しつつ“ひっかかっているなにか”に圧をかける

・「ボンッ」と結構な音とともにビシャだばぁ。ようやく膜が破れた。いわゆる破水ってやつです。

・そこからはいよいよ「いきんでOK」きたああああああ(痛み:そんなものはただの概念でしかないというレベル)

・陣痛(子宮が胎児を押し出す収縮)のタイミングでいきむ。
1回目、痛過ぎて呼吸がしにくい。2回目、呼吸のタイミングが合わず。

・3回目、もう痛いのから解放されたい一心。何が何でも出してやる状態。ここで部分麻酔の注射をされる。チクっとしてお産とは別の痛みに人としての感情が徐々に戻ってくる。

・麻酔のあとは会陰切開。ぱちんとハサミで切られる。いってえええええええ!先生ばあああかあああ痛いじゃんんかあああああああ

・でもそのお陰で「もう、いきまなくていいよー!」の合図あり。先生切ってくれてありがとう、そしてありがとう。

・午後2時半、あとは指示されるがまま「ハッハッ」と短く呼吸をしていただけでズルっとした感覚と共に赤子、外の世界にゴール!出て来てすぐに泣いたので、肺呼吸への切り替えもスムーズに出来たっぽくて一安心。(痛みレベル:無)

・赤子が出て来て10分後、胎盤排出

・血を拭いてもらったり、羊水出してもらったり、服着せてもらったり諸々終わった赤子が連れて来られたので、旦那氏と3人で記念撮影。(ちなみに立ち会い出産でした)

・撮り終わるとそのまま検査へドナドナされていってしまった

・分娩後2時間は経過観察のため、台の上で足ひらきっぱで待機のため、切開後の処置をされたりしたあとは、旦那氏と二人でのんびり過ごす。両足は生まれたての子鹿のようにぷるぷるが止まらない。腕もぷるぷる。すんごい力が入っていたんだなぁとそこでやっと知る。

・2時間経過後、陣痛室へ戻る。クラクラするが、トイレに行かなければならないらしく、ゆっっっっくり歩いてトイレへ。切った箇所も痛いし、もうなんだかあちこち痛いしで恐怖!そして、謎パンツの履き方も、オムツのような産褥シートのつけ方も分からず途方にくれていたら助産師さんが入って来て全部やってもらう。天使か?

・その後、車椅子にて病室移動

・夕飯はほとんど食べられなかった

・お手洗いに行くときはナースコール。介助が必要。(翌日からは一人でスタスタ行っていたけどね)

・満身創痍の中、就寝…と、思いきや、完全母子同室の病院での4人部屋。赤ん坊のギャン泣き大合唱でほぼ寝れず。前途多難な入院生活の幕開けであった。

 

〜完〜

 

いやぁ…自分の残していたメモや陣痛アプリなどにマメに記録してあるので、入院中の細かいメモや、全メシマズ写真もありますが、無事、39週4日で妊婦な期間を終えることができました。

不思議なことに、産後1ヶ月もすると痛かったこととか「あー、痛かったなぁ」程度にしか思わなくなるので人間の脳ってよく出来てるなと思いました。

 

もともとそんなに体が丈夫じゃないって事もありましたが、出血量も少なかったし、傷の治りも早かったし、子宮収縮剤を使わなくても収縮早かったしで、「安産」だったんじゃないかな?と。

 

母子ともに元気に生きてるし、もうそれだけでまずは良し!!

 

妊婦期間中、やってみたい事などはことごとく出来なかったし、イライラすることも色々あったし、制限も多かったし、痛かったしでシンドイ事が多かったはずなのに、
約4ヶ月が経った今は、お腹の中でドンゴドンゴ動いていたあの不思議な感覚が時々恋しくなります。

 

メスという生き物は、すごいなぁ。

 

さーて、腹から出したらオスの出番だ!がんばれ全世界のお父さん!お母さんのHPはゼロよ!!!